人との違いに不安を感じるなら・・・

今の教育は分かりませんが、

私が義務教育を受けていた頃は

まだ「みんな同じ」が正解の環境でした。

違いがあると、イジメられたり、

なじめなかったり、変わっていると思われたり・・・

だから、みんな、「普通」になろうと

自分を、個性を否定して、同じになろうと努力します。

「みんな同じ」を念仏のように十数年唱え続け、

それを基準にしていると、自分の価値感や感じ方は

みんな一緒でしょ？と思うようになります。

「だって、みんなと同じように生きてきたんだから

私がこう感じたら、みんなも一緒やんな？」

と思うので、そこで共感が得れなければ

みんなと同じじゃない自分が間違いで自分を攻める。

こんなサイクルが出来上がって、おかしくなる。

私は小さい頃から人と違うことが多かったです。

母親から離れるのが大嫌いで、

幼稚園に預けられるときは毎朝泣いてました。笑

でも周りには泣いている子がいないから、

私が少数派で特に深掘りされる訳もなく、

泣き止めばそれで終わりです。

お母さんと離れるのが嫌なんじゃなくて、

知らない環境に入れられるのが嫌でした。

何が楽しいのか分からないし、無理矢理、

その環境に連れていく先生は私にとって

良い存在ではありません。

だから先生のことも嫌いだし、

嫌いな先生がいる環境が嫌い。

そして小学校になると、左利き問題が発生！！

今までは当たり前の様に左で字を書いていたのですが、

国語の時間が始まり、字を書く練習になると

先生がこちらに歩いてきて、「右で書かないとダメだよ」と

言われ、頭の中は「？？？？」状態。。

これは先生が勝手に言ったのではなく、

母が連絡帳で右で書かせるように伝えていましたヾ(´ﾟДﾟ`;)ゝ

そして、その連絡帳は私が先生に渡していました！！笑

渡してと言われたから渡したけど・・・

それから文字を書くことが苦痛で仕方がなく、

字も汚いし、友達よりも時間はかかるし、

何にも楽しくない。勉強なんて楽しくない。

先生が見てない内に、そぉ～～っと左に持ち替えて字を書くのですが、

後ろから「右でしょ！」と怒られます。。。

そして１週間後、強制生活が終わりました(´∀`艸)

母がいとこのおばちゃんから色々聞いて、

強制することを止めてくれたようです！！

本当に些細なことですが、子供ながらに

「みんなとの違いは悪いことなの？」と思います。

そう思わせる環境であれば尚更です。

人との違いに恐怖を感じて、

苛立ち、自分と違うものを排除する。

こんな世界が出来上がっちゃいましたね。。

でも今の私は人との違いを受け入れられるようになり、

違いの中で「自分らしさ」を見つけ、

「自分ができること」を見つるようになりました♪

人と違うし、コントロールもしたくないから・・・

「じゃぁ、自分はどうしたいの？」と問いかけると、

「私はこうしたい！」とか「私はこういう人で在りたい！」

と分かるようになります♪

人との違いは自分を見つけるために存在します。

人との違いは自分を助けるために存在します。

人との違いは他人を知るために存在します。

人との違いは全てを受け入れる心になるために存在しています。

だから、人との違いに誇りを持とうと思います＾＾

人との違いから感じたことをすくい上げ、行動に移す。

「頭は間違うことがあっても、血は間違わないものであること。

仮令たとえ一見して間違ったように見えても、結局は、それが真の自己にとって最も忠実且つ賢明なコースをとらせているのであること。」

「我々の中にある我々の知らないものは、我々以上に賢いのだということ」を知っていた。

【中島敦　光と風と夢】より引用

頭でどれだけ教えられても、私たちが内側から感じるものは間違えない。

どれだけ「みんなと同じが正解」と教えられても、自分の内側が疼きます。